一刻も早く苦しみから逃れる為に取るべき行動|適応障害に勝とう

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ストレスによる精神障害

看護師

症状と治療

特定の環境に対応できないことがストレスとなって、さまざまな精神的障害を引き起こす症状が適応障害です。新しい学校や職場に馴染めない場合や、親しい人と急に別れた場合などが典型的なケースです。適応障害には気分の落ち込みや不安などの症状が見られ、うつ病と区別しにくいことがあります。この場合、うつ病の診断基準を満たせばうつ病となります。また暴飲暴食・薬物乱用・けんか・怠業などの問題行動が見られることもあります。ひきこもりも適応障害の一種と考えることができます。適応障害を治療するには、ストレスの原因になっている環境を改善することが一番です。転校したり転職したりすれば、一気に軽快することがあります。苦手な人から離れることで治る場合もあります。しかし実際の生活上は、そう簡単に学校や職場を移ることはできませんし、ストレスの原因が家族であれば除去するのは難しいでしょう。そのためストレスに耐えられるよう自分を変えていくことも治療法のひとつになります。このように言うと、適応障害はストレスに弱い性格が問題だと受け取られがちですが、適応できない環境は人それぞれです。ある人にとって何でもないことが、別の人にとっては耐えられないこともあります。各々の人に苦手なものがあり、それを克服していく努力が必要になります。ただし自分ひとりでは、なかなか悪い思考パターンから脱出できないのが普通です。精神科医や心理カウンセラーは、苦手克服の手助けをしてくれるため人気があります。

うつ病との違い

適応障害には特定の症状というものは存在しません。症状よりも原因に重点が置かれており、特定の環境に適応できない場合には、すべて適応障害と呼ばれます。うつ病と診断されなくても、自殺企図などの重い症状を引き起こすことがあるため、決して軽視できない障害です。なお急性と慢性に分けることができ、6か月以上症状が続く場合には慢性と診断されます。抗うつ薬や抗不安薬などの薬は、脳に直接働きかけて、一時的に症状を緩和することができます。しかし原因となっているストレスを取り除かない限り、対症療法的な効果しかありません。投薬療法には副作用や依存性などの問題もあるため、適応障害にはあまり好ましくないとされています。症状が重い場合に限定的に使用し、基本はカウンセリングで治療するのが普通です。うつ病は脳内の機能に問題が発生しているため、投薬治療が主になります。ただし適応障害と診断された数か月後に、うつ病と診断が改められるケースもあり、両者の線引きは微妙なところです。一般には、原因を取り除けば症状が直ちに改善する場合を適応障害としています。認知行動療法や問題解決療法など、心理療法が適応障害に効果的であることは、多くの症例によって示されています。あるものが苦手だという考えに固執すると、そこから離れられなくなることが多々あります。カウンセラーの役割は、物事の考え方を変えるきっかけを作ることです。ただし治療に取り組むのは本人なので、治したいという意志を持つことが大切です。